*。俺様な吸血鬼。*

「よろしくな?」

そういいながら席に着き私に不適な笑みを向けてくる。

(昨日と瞳の色が違う。)

月の瞳を眺めてると、

「なに?見とれてんの?」

「んなわけないでしょ。」

「そんな即答で答えなくてもいいじゃん?
一応キスした仲だし?」

「それはそっちが勝手に・・・」

「ふぅ~ん?」

(だめだ。この男とまともに話すとペースが掴めない。)

「・・・。」

「無視するんだ?」

「・・・うるさい。」

「!!・・・。」

(懲りたかな?)

そう思い月の顔を見ると笑みを浮かべて私のほうを向いていた。

「//////」

なぜか不覚にもその顔が綺麗と思ってしまった。

それ以上は月の顔が見れなくてずっと顔を逸らしていた。

(やっぱりヴァンパイアとかって顔が整ってんのかなぁ?)



< 13 / 262 >

この作品をシェア

pagetop