*。俺様な吸血鬼。*
「よろしくな?」
そういいながら席に着き私に不適な笑みを向けてくる。
(昨日と瞳の色が違う。)
月の瞳を眺めてると、
「なに?見とれてんの?」
「んなわけないでしょ。」
「そんな即答で答えなくてもいいじゃん?
一応キスした仲だし?」
「それはそっちが勝手に・・・」
「ふぅ~ん?」
(だめだ。この男とまともに話すとペースが掴めない。)
「・・・。」
「無視するんだ?」
「・・・うるさい。」
「!!・・・。」
(懲りたかな?)
そう思い月の顔を見ると笑みを浮かべて私のほうを向いていた。
「//////」
なぜか不覚にもその顔が綺麗と思ってしまった。
それ以上は月の顔が見れなくてずっと顔を逸らしていた。
(やっぱりヴァンパイアとかって顔が整ってんのかなぁ?)