*。俺様な吸血鬼。*


「そ、麗李が俺につけたの。自分じゃこんなとこつけらんねぇし?
まぁ、麗李が意外に独占欲が強いってのが分かったけど。」


「…。」


(最悪だ。)


なんといっても自分で覚えてないっていうのが一番悔しい。


「今度から麗李とヤるトキはアルコール飲ませてからヤろ♪」


「~~!」


「ん。」


月が突然私の目の前に小さな箱を差し出してきた。


「これ、私に?」


「あぁ。」


「開けてもいいの?」


「俺が開ける。」


そう言って月が箱を開けるとシンプルだけど可愛い
指輪が出てきた。


「手。」


言われたとおり手を差し出すと月が私の指にはめてくれた。


「ありがとぉ」


「いつかの予約な?」


「……うん!!」
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