*。俺様な吸血鬼。*


「まだ、時間あるし二度寝しよ。」


「寝るの?」


「あぁ、まだ眠い。」


月が私に来いと合図を送る。

私も素直に月の隣に入った。


「いい子。」


そう言いながら頭を優しく撫でる。
寝るつもりはなかったのに
月の優しくて安心できる大きな手のおかげで眠くなってきた。



そうして私は月と月のくれた指輪と一緒に
二度目の眠りに着いた。
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