*。俺様な吸血鬼。*
「楠さんのこと?」
「しかいねぇだろ。」
「ねぇ♪」
月と話していると楠さんが急に話しかけてきた。
(月にだけど…。)
「…。」
楠さんが来た瞬間わかりやすく月が嫌そうな顔をした。
「ねぇ名前月君って言うんだよね?」
それでも楠さんは懲りずに月に話しかける。
「……。」
月はまるっきり無視。
「無視しないで♪」
「うざいから話しかけんな、しかも俺、彼女いるから。」
そういうと月は私を引き寄せた。
「え!?」
私はびっくりして月の顔を見てしまった。
(まさか、こんなこと言われるなんて思ってなかった;)