*。俺様な吸血鬼。*
~次の日の朝~
「遅れるぅ;;汗)」
少し寝坊してしまった私はものすごく焦っていた。
ピンポ~ン♪
「も、もう来ちゃった!?」
どたばたして少し遅れてドアを開けると、
月が目の前に立っていた。
「遅い。」
「ご、ごめん;;」
「まぁいい。行くぞ。」
「うん。」
大きめのバッグを持って歩き出す。
「貸せ。」
「え?」
「それ、持ってやる。」
「いいよ、重いから。」
「いいから貸せ。」
そう言うと乱暴に私の手からバッグを取った。
「ありがと。」
それだけ伝えると月の横に並んだ。