*。俺様な吸血鬼。*
「帰りたくなぁい;;泣)」
旅行最終日が終わって後は帰るだけとなってしまった。
「あのなぁ…。」
私が駄々をこねて月は呆れ気味。
「だって…。」
「帰りたくない気持ちも分かるけど、帰らないと
連絡してるからって麗李の親が心配するだろ?」
「そうだけど…。」
「挨拶はちゃんとしたけど信用してもらえなかったら
意味ねぇだろ?大事な娘なわけだから。」
「月…。」
月がそんな風に考えてくれてるとは思ってなかったから
思わず顔が緩む。
「大丈夫だって、帰ってもちゃんと可愛がってやるから。」
「!?/////月は一言多いの!!」
せっかくいい雰囲気だったのに月の最後の一言で
台無しになる。
「そぉいう意味じゃなかったの?」
月が意地悪な顔で言う。
「ち、違うから!!」