*。俺様な吸血鬼。*
嵐
「はぁ…。」
今は授業を勝手にサボってます;
月にサボるなんて言ったら
「俺もサボる」なんて言いそうだから言ってない。
今日は曇っていて空が暗い。
「雨降るかな…?」
そう呟いた瞬間雷が鳴った。
「きゃっ!?」
雷と一緒に現れたのは鋭い牙を持った、
月と同じヴァンパイア。
一度見れば分かる。
同じ目をしていたから。
「え?」
「い~匂いに誘われて来たら、君だったの。」
そのヴァンパイアはそう言って近づいてくる。
「やだ、こ、ないで…。」
「どうして?ここ、怪我してるよ?」
「!?」
そう言うと私の手を掴む。