*。俺様な吸血鬼。*



「ったく、また勝手なことしてるし。」


「そ、それは、向こうがやって!「うるさい。」


そう言って月は私の口を塞いだ。


「ふっ!!」


「気をつけとけよ、響は向こうに俺がいたときも
回りにいろんな女がいて変な噂が絶えなかったし。」


唇を離すと、月から忠告された。


「…うん。」


「分かったら、離れんな。いいな?」


「りょ、りょ~かい;」


「よし。」


そう言って教室に戻った。


(屋上にいくとろくでもないことが起こりやすいのかな?)


まぁ、そのおかげで月と会えたんだけど…。

今回のことは嬉しいと思えない。

厄介な事にならなければいいんだけど…。
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