*。俺様な吸血鬼。*
「………え!?月…?」
「んだよ?」
「え?ほんもの…?」
突然のことにそれしか言葉が出てこなかった。
「ほんものだし、俺を何だと思ってんだよ。」
「来て、くれたの…?」
「あぁ。」
「~!!」
思わず嬉しくて月に抱きついてしまった。
「おぃ!?なんだよ。」
「あ、ごめん…。」
「はぁ、つか、なんでこんなトコにいんだよ。」
「え?」
「ここもうほとんど隣町に近いんだけど。」
「は!?うそ…。」
「ホントだし。」
「……。」
「……。」