*。俺様な吸血鬼。*



「てか、そろそろ帰んねぇ?いい加減寒い…。」


「あ…、うん。」


雨はさっきからずっと降り続けてる。


月をよく見ると雨の中一生懸命

探してくれてたというのがよくわかる。


「…ありがと、月。」


「ん?」


「雨の中探してくれて。」


「なに、誘ってんの?」


私が月に抱きつくと月が言い出した。


「え?ち、ちがっ!!」


「ん~、野外プレイってのも別に構わないけど
今、雨降ってるし。」


「違うってば!月のバカっ!」


「ふぅ~ん?そんなこと言っていいわけ?」


「へ…?;;」


「麗李は帰り道がわかんなくなったからこんなトコで
たたずんでたんだろ?」


「……。」


「じゃあ、俺が先に帰ったら、麗李は帰るの困るよな?」


「うッ…;;」




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