*。俺様な吸血鬼。*
「麗李。」
「え?」
ちゅ。
「これでチャラな?」
そう言って月は意地悪く笑った。
そして一人でスタスタと歩いていく。
「ま、待ってよ;;」
「…。」
「もう、月!!」
「……なんだよ。」
月がやっと立ち止まってくれた。
「月なんて……大好き!」
「は?」
そう言って月はすぐに顔を背けたけど
私には見えてしまった。
月の顔がほんのりと赤かったのが…。
だから、後ろから飛びついてやった♪