*。俺様な吸血鬼。*
「なになに?麗李ちゃん花火大会行くの?」
「あ、舜君。うん、行くよ。」
「いいなぁ、俺も麗李ちゃんと一緒行きたい。」
「お前、行くなら、俺いきたくねぇ。」
「舜、二人の邪魔したらだめだよぉ♪」
「魅央ちゃん。」
「舜は魅央と私で行こぉねぇ?」
「げ、柚那ちんに魅央ちゃん…。」
「舜、一緒に行こおね★」
「やだよぉ;;泣)」
相変わらず魅央ちゃんは舜君を追っかけてる。
「我がまま言わない。」
柚那が舜君にピシャリと言い切る。
「だってぇ、俺、麗李ちゃんと行くのが一番いい~。」
舜君にそんな風に言ってもらえるのは嬉しいけど
花火大会には月と二人で行きたい。
「ごめんね?また今度、違うところにみんなで
一緒に行こ?」
「ちぇ。」
私がそう言うと舜君が渋々了承してくれた。