*。俺様な吸血鬼。*
月に言われて改めて自分の格好を見る。
走ってここに来たせいか浴衣が少しはだけてる。
「えと、ごめん!」
慌てて浴衣を直そうとすると月からその手を止められた。
「!?」
「いいって別に直さなくても、どうせ今から脱がすし?」
月がそう言うと私は押し倒された。
「ゆ、月!?ここ外だし…。」
「前言ったよな?野外プレイも構わないって。」
月が意地悪い顔で私を見下ろす。
「えっと、月?花火みよ?」
「さっき、ちょっと見たからもういい。」
「人来ちゃう!!」
「誰もいねぇし、こんなトコに来ない。」
「!!でも…!」
「あぁ~もう、うっさい。」
いきなり口を塞がれた。
「ひゃぅ!」
月の舌が侵入する。
「むっ!?」