*。俺様な吸血鬼。*



「仕方ないからこんなトコでしねぇよ。」


唇をはなすと月が言った。


「でもその代わり…。」


「……。」


「家帰ったら覚悟しろよ?」


私の耳元で甘く囁く。


「今日は帰してやんねぇから…。」


月はそう言うと私の耳を舐めた。


「!?」


「こんなんで感じてんな。」


「感じてない!!」


「どうだか?」


「~!!!」




こうして私が次の日に家に帰ったのは

言うまでもない。


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