*。俺様な吸血鬼。*
「いいんだよ。」
「え?」
「男は好きな女に頼られたいモンなんだよ!」
「……。」
月の顔が物凄く真っ赤になってる。
「分かったら、今度からはちゃんと言え。いいな?」
「…はい;;」
顔を真っ赤にしたかと思ったら
突然怒られてしまった。
「ほら。」
月がまだ座り込んでいた私を軽々と立たせてくれる。
「ありがと。」
「別に?お礼もらうし?」
「え?」
ちゅ。
「!?」
「これ、お礼な?」
月は毎度毎度急すぎるからいつもビックリする。
「そぉだ、これから麗李のこと助けたら、
麗李からキスしてもらお♪」
「は!?」