*。俺様な吸血鬼。*



「いいんだよ。」


「え?」


「男は好きな女に頼られたいモンなんだよ!」


「……。」


月の顔が物凄く真っ赤になってる。


「分かったら、今度からはちゃんと言え。いいな?」


「…はい;;」


顔を真っ赤にしたかと思ったら

突然怒られてしまった。


「ほら。」


月がまだ座り込んでいた私を軽々と立たせてくれる。


「ありがと。」


「別に?お礼もらうし?」


「え?」


ちゅ。


「!?」


「これ、お礼な?」


月は毎度毎度急すぎるからいつもビックリする。


「そぉだ、これから麗李のこと助けたら、
麗李からキスしてもらお♪」


「は!?」


< 213 / 262 >

この作品をシェア

pagetop