*。俺様な吸血鬼。*



「キスしてくれたらいくらでもたすけてやるよ。」


悪戯な笑みで私に言う。


「し、しないもん!!」


「じゃあ、助けなくてもいいわけ?」


「そ、それは…。」


「いやだったら、ちゃんと麗李からキスして?」


(~っ!!)


悪戯な笑みを見せたと思ったら

次は可愛らしい顔をして私をしたから覗き込む。

いっつも余裕ぶってる月に少しムカついたから

覗き込んだままの月にキスをした。


「!!」


「し、仕返し!!///」


「ふぅ~ん?」


そう言ったら月がまた悪戯な顔に戻った。


(あ、やばい。)


物凄く私の勘が危ないって言ってる。


「じゃあ、俺は仕返しじゃなくて、お返しな?」


月はそう言うと私にもう一度キスをしてきた。


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