*。俺様な吸血鬼。*
「ねぇ、君さ?」
「…。」
「君だって!」
「…え?」
突然後ろから話しかけられた。
「うっわ、思ったより断然可愛くね!?」
「まじじゃん♪」
「は?」
(可愛いって私が!?)
「ちょっとさぁ、道がわかんなくって案内してくれないかな?」
「え?っと。」
「いいじゃん♪ちょうど困ってたんだよねぇ、
しかも君めっちゃ可愛いし☆」
「いや、私なんかより可愛い子いっぱいいますから…。」
「なになに?君天然さん?」
「やっべぇ、もろタイプだわ。」
(……はぁ。この人たちわけ分かんない。)
「悪い、遅くなった。」
「あ、月。」
「げ、なに男待ち?」