*。俺様な吸血鬼。*
「ゆ、月?」
「…。」
月はさっきから話しかけても無視する。
「ちょ、月ってば!」
「んだよ?」
今まで無視して歩いていた月を追いかけて走ってたので
月が急に止まったことで月の背中に直撃する。
「ふっ!いったぁ;;」
「ったく、なにやってんだよ。」
あまりの痛さに涙目になる私。
「後夜祭。」
「え?」
「見てくんだろ?」
「…うん!!」
外は暗くなって残るは後夜祭だけ。
教室から直、花火があがる空を眺めてる。
「あ、満月。」
すごく大きくて綺麗な満月が私と月を
見下ろしてる。