*。俺様な吸血鬼。*
〇灯火
新年
「「「あけましておめでとぉ!!」」」
私たちは今初詣に来てる。
「また騒がしい奴も一緒なわけ?」
月はため息をつきながら言う。
「ゆ、月;そんなコト言ったら…;」
「だぁれが騒がしい奴だって?」
「;;柚那…;」
「いや、気のせいだと思う…。」
「そぉ?私には、月君のほうから聞こえたんだけどなあ?」
「そ、そんなことより早く並ぼう?」
舜君がこの場の雰囲気を察知して話題を変える。
「そうだね;これ以上人が増えないうちに並んでたほうが
良いよ?」
そう言って柚那を列のほうに促した。
「そだねぇ♪」
今だけは切り替えの早い柚那に感謝した。
それから私たちは長蛇の列に並んだ。