*。俺様な吸血鬼。*
「はいはい、ごちそうさま。」
すっかり忘れていた存在に俺と麗李は顔を向ける。
「柚那…;;」
「まぁ、上手くいってるから心配する事もなかったかな?」
「……。」
「ヴァンパイアってこと聞いて少し不安なところもあったけど
確かに月君なら大丈夫かな…?」
「ゆ、柚那ぁ~;」
麗李が涙ぐみながら柚那に飛びつく。
「当たり前だろ?俺なんだから。」
自信満々に柚那に言ってやった。
「その代わり、麗李泣かしたら許さないからね?」
麗李のお母さんですか;?といいたくなるような
上から目線。
ま、柚那らしいんだけど……。
「まかせといてください。」
そう言って柚那と別れた。
「はぁ。」
麗李と帰りながらため息を吐く。
「なんでため息吐いてんの?」
麗李が聞いてくる。