*。俺様な吸血鬼。*
ホワイトデー*
〜月Side〜
「はぁ。」
俺はさっきから
溜め息ばかりついてる。
バレンタインに
貰ったのはいいものの
ホワイトデーでの
お返しが思い付かない。
「てか、麗李は何が喜ぶんだろ?」
一人でずっと考えてても
仕方ない。
「誰かに聞くか…。」
と思ったものの
俺の周りにまともな
奴なんていたか…?
とにかく楠は
まず却下。
1番聞きたくねぇ。
麗李と一緒に
いるのは
柚那だよな……。
(絶対なんか言われる;;)
それだけは
避けたい。
となれば
舜しかいないんだけど……。
あぁ〜!!もうっ!
なんでこんな役に
立たなさそうな奴ばっかなんだよ;;
「明日でいいや…;」