*。俺様な吸血鬼。*

「まあいいや。またなんかあったら報告よろしく♪」

そぉ言うと手を振りながら遠ざかってく。

「え?一緒に帰んないの?」

「一緒に帰る相手違うでしょ!」

そう遠くから叫ぶと柚那は帰ってった。

「…帰っちゃった。;」

(何?柚那は月と一緒に帰れって言ってるわけ?
別にイヤではないけどさ、てか月と私って付き合ってるの?
いや確かに「俺の女ね」とか宣言されたけどそれと付き合ってる
ってのはちがうよね?月に聞いてみる?)

「麗李」

(いや、でもそんな普通聞けないよね;;)

「麗李」

(うぅ~ん;;でもなぁ;;)

「おいってば!!」

「………。ほわぁ!!え?何?」

「何?じゃねぇよ。何回も呼んでんのに、しかもその驚き方
なんかムカつく。」

「えっと;その、か、考え事しててね?それで;;」

「ふぅ~ん?なに考えてたんだよ?」

「え!?いや大した事じゃないんで;;」

「あぁ、はいはい。分かったって。んな怯えんな。」

「怯えてるわけじゃないけど…。」

「帰んだろ?」

「え?‥うん。」

「じゃあ、帰るぞ。」

「一緒に帰るの?」

「イヤか?」

(そんな目でみないでよぉ;;)

「いやじゃないけど…。」

「じゃ、行くぞ。」

「う、うん。」


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