*。俺様な吸血鬼。*

「ついた。」

「え?」

「お前ン家。」

「あ、うん。ありがと。」

「どういたしまして。」

「月は何処に住んでるの?」

「向こうら辺。」

「逆方向じゃん。送ってくれなくてもよかったのに。」

「お前一人じゃ危ないだろ。」

「え?」

「物好きだって増えてきてんだから。」

(あぁ。そおゆうことですか。)

「なんなら。今度ウチ来る?ニヤっ」

「い、いや;え、遠慮させていただきます!」

(月の家に行ったら生きて帰れなくなりそうだってば!)

「んだよ。おもしろくねぇ。」

(いえ、面白さは求めてないです;;)

「月ってじゃあ一人暮らしなわけ?」

「まぁな。」

「そか。寂しくないの?」

「ん~?別に?あ、麗李が来てくれんなら別「遠慮します」

「ちっ。」

「ちっ。じゃないってば!」

「……まぁ、お前も早く家ん中入れ。風邪引く。」

「ん、分かった。じゃぁ。おやすみ。」

「あぁ、じゃぁな。」

(ホント、月って優しいのか意地悪なのか分かんない!)

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