*。俺様な吸血鬼。*

~体育祭当日~

「うわぁ、なんかものすっごい白熱してるよ?麗李。」

「……。う、うん。」

「負けないからね?」

「…………………。」

(大丈夫かな月、最近私のこと気にしてあんまり血吸ってないし;
万が一倒れたりでもしたら;;)

「ねぇ、月?大丈夫?顔色悪いよ?」

「大丈夫だって。心配すんな。」

そういいながら私の頭を優しく撫でてくれる。

「もう時間だから、行って来るな?」

「うん、無理しないでね?」

「あぁ。」

そう言って月はグラウンド上に行ってしまった。

「大丈夫かな?;;」

「なぁに?決闘前からイチャイチャしちゃって。」

「イチャイチャって;;ちょっと月の顔色が悪かったから。」

「大丈夫なんじゃないの?そんなことで棄権してたら
男がすたっちゃうじゃない。」

「………。」

「麗李は月君の応援してればいいの。」

「……うん。」
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