*。俺様な吸血鬼。*
(月がかっこいいってのは分かるけどなんかヤダ。)
「すごいね、月君。」
「うん。…………あ、私飲み物買って来るね。」
「分かった、って麗李!?」
なんとなく見たくなくてその場から逃げた。
「ハァ。」
(モヤモヤする…。これが嫉妬ってやつなのかな?戻りたくないけど
戻るしかない。)
「ま、柚那達が行ったからいなくなってると思うけど。」
(飲み物買ったら戻ろ。)
「よし、これでいいかな?」
(みんな何がいいか分かんなかったから適当に買っちゃたケド)
「重そうだから手伝ってあげようかぁ?」
「え?」
「そうそう。遠慮しないでいいからね?」
そう言いながら知らない男二人が手首を掴む。
「や、やだ!!」
「いいから、おとなしく来いって。」