*。俺様な吸血鬼。*
「いない。」
結構長い間探してるのに見つからない。
「もう戻ってるのか?」
と思って、戻ろうとしたとき、腕を知らない男に掴まれてる
麗李を見つけた。
近づくと麗李の声が聞こえた。
「や、やだ!!」
「いいから、おとなしく来いって。」
その声を聞いた瞬間、俺の中の何かが切れた。
「触んな。」
麗李の腕を掴んでる男の手を、ものすごい力で掴んでやった。
「いっ!!!!」
「離せっつてんのがきこえねぇのか?」
男が麗李の腕を離したと同時に空いてる手で、麗李を
引き寄せた。
「ゆ、ゆえぇ。」
涙目になってる麗李をみて、さらに男の手を強くつかんでやった。
「いたっ!!」
「そりゃ、強く掴んでんだから、痛いに決まってんだろ?」
「ゆ、ゆえ!!色変わってるから!!もういいって!!」