*。俺様な吸血鬼。*

部屋



《明日、俺の家来い。》

「え!?」

あぁ。この前海に行って帰ってるときのやつのことか、と
思い出して、とても複雑な気分になった。

「別にいやな訳じゃないけど、でもなぁ…。」

《わかった。》とだけ返事して返す。

(どうしたらいいのかな…?)

柚那にアドバイスをもらおうと電話してみる。

『はぁい?』

「あのね。」

『どうしたのぉ?』

「えっと、さっきね?月に明日俺の家に来いってメールが来『えぇ~!!
マジでぇ!よかったねぇ♪』

「え!なんで?」

『だって誘われてるわけでしょ?それって。』

「さ、さそ!!?」

『あのねぇ、月君だって健全な男子高生なんだし、それに
付き合って何ヶ月?』

「えっと、三ヶ月くらい…;」

『あんまりそれ以上我慢させちゃだめだよ?』

「でも…。」

『麗李がいやって思ってるなら月君は我慢してくれそうだけど
可哀想だよ?』

「う、うん…。」

『まぁ、自分でよく考えておきなよ。』

「はぁい。」

< 62 / 262 >

この作品をシェア

pagetop