*。俺様な吸血鬼。*
部屋
《明日、俺の家来い。》
「え!?」
あぁ。この前海に行って帰ってるときのやつのことか、と
思い出して、とても複雑な気分になった。
「別にいやな訳じゃないけど、でもなぁ…。」
《わかった。》とだけ返事して返す。
(どうしたらいいのかな…?)
柚那にアドバイスをもらおうと電話してみる。
『はぁい?』
「あのね。」
『どうしたのぉ?』
「えっと、さっきね?月に明日俺の家に来いってメールが来『えぇ~!!
マジでぇ!よかったねぇ♪』
「え!なんで?」
『だって誘われてるわけでしょ?それって。』
「さ、さそ!!?」
『あのねぇ、月君だって健全な男子高生なんだし、それに
付き合って何ヶ月?』
「えっと、三ヶ月くらい…;」
『あんまりそれ以上我慢させちゃだめだよ?』
「でも…。」
『麗李がいやって思ってるなら月君は我慢してくれそうだけど
可哀想だよ?』
「う、うん…。」
『まぁ、自分でよく考えておきなよ。』
「はぁい。」