*。俺様な吸血鬼。*

月(ゆえ)というらしい。

私が頭の中を整理していると、

突然、月が私の髪の毛を掻き上げ

首を露にさせた。

「え?なにして・・」

私が言葉を言い終わる前に

月は私の首に顔を近づけ舌を這わせた。

「んァ・!?」

突然のことにびっくりして声が出てしまった。

「ん・やぁ///」

私が抵抗しようとすると私の手首を掴み、

首筋を噛んできた。ガブッ!

「!!いッ・!!」

(い、痛い。なんか刺さってる。)

ジュル。

(血の、臭い?)

「やぁっ、ん・痛いってば!」

(やっと離してくれた。)

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