*。俺様な吸血鬼。*
中に入っていろんな魚をみていると可愛い魚を見つけた。
「あ、あの魚可愛い!!ねぇ月もみてみなよ…。」
と、月にも見せようと後ろを振り向くと
どこにも月の姿は見当たらなかった。
「…え?月?」
(どこ……?)
キョロキョロ辺りを見渡すものの月は当然見つからない。
(………………。)
不安になって一人でたたずんでいると、涙がこみあげてきそうになった。
必死でその涙を堪えようとするものの、止まってくれなくてとうとう
涙が零れてしまった。
「ゆ、ゆぇ…;」
か細い声で月の名前を呼んでみる。
その瞬間急に腕を引っ張られた。