*。俺様な吸血鬼。*


「………ん。」

月が起きてきた。

「あ、あのね?寝てるうちに一日たっちゃってそれで、
親に連絡するの忘れてた……。」

「………。仕方ない、帰るぞ。」

「あ、うん。」


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「お前んとこの親に挨拶しとく。」

「え!?」

家に着くと月がいきなり言い出した。

「今回のだって、俺のせいでもあるし…。どうせいつかはするだろ?」

「……。」

そんな風に考えてくれてることが嬉しかった。

「じゃ、入るよ?」

「ん。」

月がどことなく緊張してるようにみえる。
家に入ると、リビングにお父さんと、お母さんがいた。

今日は日曜日だからお父さんもお母さんも仕事が休み。
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