*。俺様な吸血鬼。*

「なに?あなたは誰?」

「ヴァンパイア、俗に言う吸血鬼だな。」

そう言い終えると、

耳元に顔を寄せ、

「美味かった。」

「!!!」

「俺はもうお前の血しか吸えねぇから。」

そう言い残し消えてった。

(なんだったの・?)

結局、最後まで分からないまま終わってしまった。

だけど、まだ首筋に残る少しの痛みと甘い疼きが

忘れられないでいた。
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