Rabitt



「おはよ

未兎っ」

「ゆみ

おはよ

後で

ノート写させて―」

ゆみが

オッケーの
しぐさをする

ほんとならば


私の事なんて
うらんでもいいくらいなのに


何も知らないふりをして

笑う彼女をみていた未兎は

うれしいような


でも少し悲しいような

複雑な気持ちだった

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