Rabitt
「ゆ……う?」
校門に立っていた人影が振り向く
ゆみはその人影に
走りよっていく
「優!!
何してんの?!」
ゆみが不思議そうに首をかしげる
優は
少しとまどいながら
事情を話し始める
「はっ?!
うそでしょ?!」
「ほんと
親の都合なんて
超口実
ていうか
今通ってる高校すぐ
そこだし
未兎と
健がくっつけばいいと思ったけど
お前からしたら不都合だよな
あんま考えてなかった
ごめん」
「ばか
ていうかそれよりなんでここにいんの?」