Rabitt


「あ!!

そうだ!!」

ゆみが少しきまずく
なった空気を壊す


彼女はもう未兎が
健の事を

好きな事に
気付き始めていた

怖かった

いつかとられて
しまうんぢゃないか


そんな事ばかりが
彼女の頭をよぎっていた


「今日帰り
デートなんだ!

だから一緒に
帰れないや…

ごめんね?」

「うん


そっか

楽しんで来てね」


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