Rabitt


「い‥‥く」

優が
未兎を
背中からおろす

「ついた」

「‥はやっ」

未兎が
思わず
つっこむ

「あ!
ママに
電話しなきゃっ」

未兎が
かばんから
ケータイを
取り出す

「ままぁ

今日

ゆみの
家泊まるからぁ」

そう言って
彼女は
電話を切る

「余裕だね」

優が
微笑みを
浮かべる

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