か弱い羊と優しい狼

《心》



「…っ……はぁ…はぁ…」


俺は息を切らせながらルミを探す


階段をのぼって のぼって



たどり着いた先は


「あっくん」


ルミが立っている屋上だった



「……てめぇ……」


俺はルミに殴りかかろうとした


女だからって関係ねぇよ


今までの時間かえしてもらうからよ


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