START恋?FINISSHU恋?
だけど彼女は特別だ。
「…ふーん。それが何?」
相変わらずの無表情で、冷たく言う。
ゔわー……。
俺たち、付き合ってますよねぇ?
彼女の周りにいた友達も、いつものように苦笑い。
「時間があったら…応援…よろしく…っス……」
最後の方が弱々しくなる俺。
そんな俺に彼女は、
「…あればね」
とだけ言って、友達の方に向いてしまった。
いつもの事ながら、胸が痛てー…。
俺はションボリ肩を落とし、圭吾のところへ戻った。
「げいごぉ~~(泣)」
「いつもの事だけど、また今日は冷たいのな」
圭吾は、「よくやった」と言いながら俺の頭を撫でる。
「お前ら、本当に付き合ってんの?」
……ゔ……。