−Secret☆GIRL−


「あ!」

てかあたし生徒会室に行かなきゃだし!!


すっかり忘れてた。


「どうしたの?」


「あたし、先生に呼ばれてるのでもう行きます!それじゃっ」


「ちょっと!」


……んだよー


「何?」

あたしはさっきのガールズたちに呼び止められ、不機嫌に返事をした。


「…れ、玲様と光太郎様にお近づきになったら、許さないから」


カレンさんに聞こえないようにか、小さい声であたしを脅すガールズ。

「それだけ?あたし時間ないからもう行くわ」


「なっ…」


「ぎゃははははははッ」

と笑ったのはもちろんカレンさん。

どうやら全部聞こえていたらしい。


「それじゃ」

と笑顔でカレンさんに言い、あたしは生徒会室に向かった。


< 100 / 298 >

この作品をシェア

pagetop