−Secret☆GIRL−
「なんだったの……」
スーっと体の力が抜けていく。
「そういうことだよ苺李」
優にぃが笑って言った。
「苺李を生徒会室に呼び出した女の先生には、もともと今日生徒会室に来させるように言ってあったんだよ。そしたらちょうど、タイミングよく苺李が何かやらかしてくれたらしいしね」
「う……」
翔にぃがクスクス笑っている。
「よかったな!苺李。明日からもとどおりだぞッ俺は地味な苺李も好きだけど」
爆笑する優にぃ。
「優にぃのばかッ」
……あ!てか
「授業始まってる!!」
さっき壁を殴ったとき
チャイム鳴ってたよね
「授業一緒にさぼろっか♪」
と茶髪の優ちゃん。
「今からもどっても目立つだけだし、あと少しで授業も終わりだよ」
と黒髪の翔ちゃん。
「じゃあ…さぼろっかな」
いろんなことがありすぎて授業受けるきにもならないしね。