−Secret☆GIRL−


「「じゃーな」」


そう言って教室をでていった双子。



「マイリ-のお兄さんたちすっごい人気だね」


お兄ちゃんたちがでていってから、コウタロウが笑顔であたしに言った。


「そうっぽいね…」


「にしてもお前、変装してたときと全然違うな。」


と言ったのは比奈河。


「あたし変装うまかったでしょ」


「まぁまぁ」

ふん、と鼻で笑う比奈河。

「まぁまぁって何よ!」

言い方と鼻で笑うとこがむかつく…



「ねぇマイリ-」


つんつんとあたしの制服の裾を掴んできたコウタロウ。

「なぁに?」




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