−Secret☆GIRL−
やばい…
やばい
やばいっ
やばいッ!!
その笑顔やばい!
何?なんなの?!
寝ぼけてるとこんなに
可愛い笑顔を見せるの?!
クソ男なのに!
「…あのさ、」
「ん?」
「手、離してもらえる?」
さっきから掴まれているあたしの手。
ガタンと音をたてて起きたと思ったら、起きた瞬間あたしの手を握ってきていたのだ。
「やだ」
やだじゃねーよ
「……いや、あの」
困る!心臓もたないからッ
「マイリーッ!ただいま〜先生の話し長くてさぁ。玲まだ起きてな……い、の…え?」
タイミング悪くコウタロウが帰ってきてしまった。
玲に握られているあたしの手を見て驚いている。
「や、あの…これは、玲が寝ぼけて…」
って……おいッ
「寝てるし!!!!」