−Secret☆GIRL−


時計を見ると、もう8時10分をさしていた。

「え、入学式何時からだっけ」


「8時40分から」

なにその半端な時間ッ

てかあたしまだ朝ご飯食べてないし!


「朝ご飯食べる暇ないわよ。家から学校まで車で15分かかるんだから。」

あたしの思っていることを察したかのように苺夏ちゃんがそう言った。

「そんな〜」

朝ご飯……(泣


「寝坊した苺李が悪い。」

意地悪く笑って部屋をでて行こうとした苺夏ちゃん。


「一緒に学校行かないの!?」


そう言って出ていこうとする苺夏ちゃんを止めた。


< 15 / 298 >

この作品をシェア

pagetop