−Secret☆GIRL−




「変装しててもすぐにわかった。」




「それ、どーゆう意「おい。」」


どーゆう意味?


そう聞こうと思ったら、低い声に遮られた。


“おい。”そう聞こえた声は、もちろんあたしの声ではなくコウタロウの声でもない。


「光太郎、調子こいてんじゃねーぞ。」


あたしとコウタロウは声がしたほうに顔をむける。



空き教室の入口の前で、機嫌悪そうに立っていたのは………



「…玲」


クソ男だった。





< 159 / 298 >

この作品をシェア

pagetop