−Secret☆GIRL−
「やっと二人っきりになれたね☆」
めのまえでにこにこ笑うコウタロウ。
「あの、もう頭がこんがらがっててよくわかんないんだけど。」
コウタロウはなんであたしが変装をしててもあたしだってわかったの?
まさか、玲もそうなの?
なんでコウタロウがこんなに近くにいるの?
てかコウタロウも裏表あったの?
なんであたしにこんなことするの?
なんで、
……玲はあたしの手を握ったの?“玲”ってよばせたの?
いろんな疑問が頭のなかをとびかう。
「苺李?」
「…」
「大丈夫?」
「…」
「……俺たちも帰ろうか。」
「…うん。」