−Secret☆GIRL−



コウタロウと空き教室をでて、あたしたちの車が停めてある駐車場へと向かう。


校舎の出入口にさしかかったとき、コウタロウが突然喋りだした。


「一つだけ教えてあげようか。」


「え?」


「どうして俺が苺李を知ってたのか、空き教室で苺李にあんなことをしたのか」


「……」


コウタロウの綺麗な目が、あたしの目をじっと見据える。

なぜだか胸がときめく。
















「ずっと好きだったから。」





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