−Secret☆GIRL−



「苺李か。どうしたの??」



「…ちょっと、お話したいことがあって」


おいでとあたしに向かって手招きする苺夏ちゃん。


あたしは部屋のなかに入り、苺夏ちゃんの正面に座った。


「どうした?」


優しく聞いてくる苺夏ちゃん。


「あのね…」


「うん?」


なにから話そう?


「あたしの正体もうみんなにばれた。」


「うん、知ってる。あたしもランチルームにいたから。」


あ、そうなんだ。


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