−Secret☆GIRL−
言い合いをしているお兄ちゃんたち。
落ち込んでいるコウタロウ。
それを黙ってみていたあたしに、玲が話しかけてきた。
「何?」
「熱まだあんだろ。」
……なんか、やけに優しく感じるのはキノセイ?
熱のせい?
そんなことを思っていたら、玲がおでこに手をくっつけてきた。
「まだ熱いし、顔が赤い。」
顔が赤いのは…
熱いのは…
熱のセイ?
「喉、渇いてねぇか?」
それとも…
「…渇いてる。」
君のセイ?