−Secret☆GIRL−
「苺夏様のつくったお菓子はどれもおいしくて、見た目も凄く素敵ですばらしいのよ。頭もいいし、優しいし、美人だし、本当に素敵よね。」
そこまで苺夏ちゃんのことを言われたら、悪い気はしない。
むしろ正直嬉しい。
大好きな苺夏ちゃんをこんなふうに思ってくれていたなんて…トリプル愛、嫌いじゃないかも。
あたしたちはご飯を食べながらいろんな話しをした。
三人が実は幼なじみだということ。
苺夏ちゃんだけではなく、あたしにも憧れていたこと。
愛羅の好きな人が玲やコウタロウではなく、実は他にいること。
最初は苦手だったトリプル愛だけど、意外と話しがあうし、会話がはずむし、素直に楽しいと思えた。