−Secret☆GIRL−


「もうそろそろお時間ですし、戻りますわね。」


愛嘉が時計をみながらそう言った。


「うん。お弁当ありがとね。おいしかったよ。」


愛未にそういったら


「あ…ありがと」


また照れていた。


意外と照れ屋なのか。

可愛いーとこあんじゃん。


「苺李様、ゆっくり体を休めてくださいね。」


「ありがとう。あ、その苺李様ってのやめて、苺李でいいよ。同じ学年なんだし。」


三人が顔を見合わせて驚いている。

そんなに驚くことかい?


「「「そうさせてもらうわ」」」


三人とも嬉しそうな表情をうかべ、教室へと戻っていった。



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