−Secret☆GIRL−



「苺李ッ…鞄。」


玲に呼び止められたかとおもったら、鞄を渡された。


「あ…りがと」


さっき鞄をとらずに戻ってきちゃったから…すっかり忘れてた。


「…あぁ。」


わざわざ持ってきてくれたんだね。

優しいとこ、


見せないでよ…



「苺李行こう」


あたしの手をひくコウタロウ。


「…ごめん。」



後ろから玲の声が聞こえた。


ごめんてなに?


なんで謝るの?


どうゆう意味で謝ってるのよ…







だけど


もう玲は


あたしを呼び止めてはくれなかった。







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